「毒親(どくおや)」とは、子どもに過度な支配や批判、無関心、あるいは条件付きの愛情を与える親を指します。
- 「親の顔色をうかがってばかりいた」
- 「自分の意見を言うと怒られた」
- 「親の期待に応えられないと価値がない気がする」
こうした感覚を持ちながら大人になった方は、毒親の影響を受けている可能性があります。
知らず知らずのうちに親の価値観に縛られ、自分自身の価値を低く感じてしまうことも少なくありません。
母親の3人に1人は毒親!?毒親の影響とは?

ある調査によると、母親の35.3%が「自分は毒親かもしれない」と感じており、
親が毒親だったと認識している人は全体の6割を超えることが報告されています。
毒親の影響を受けた子どもは、研究で次の影響が報告されています。
- 成人後も対人関係に困難を抱えやすい
- 親の冷淡な態度が子どもの社会的不適応や職業生活のストレスに直結する
毒親の影響にある子どもは、人生のあらゆる面で深刻な問題を引き起こす可能性があります。
しかし、こうした影響から抜け出し、自分らしい人生を取り戻すことは可能です。
そのために、毒親の影響を理解し、自己肯定感を高め、心の自由を手に入れる方法を詳しく解説していきます。
毒親の種類

毒親は親自身が未熟で自信がなく、コンプレックスを抱えている場合が多いことが指摘されています。
そのため、毒親は自分自身の不安や弱さを隠すために、子どもを否定したり、過度にコントロールしたりすることで、自分の立場や権威を保とうとする傾向があると考えられます。
毒親の行動パターンにはいくつかの類型があります。
1. 支配型・過干渉型
- 子どもの意思を尊重せず、過剰に干渉する。
- 進路や交友関係をコントロールし、子どもの自主性を奪う。
- 親の期待に応えられないと罪悪感を植え付ける。
→ 子どもへの影響: 自己決定ができなくなり、常に他人の意見を気にする傾向が強まる
2. 過保護型
- 失敗を避けるように指導しすぎることで、子どもの自立を妨げる。
- 「危険だから」「あなたには無理」といった否定的な言葉をかける。
- 子ども自身の決断力を育む機会を奪う。
→ 子どもへの影響: 失敗への恐怖、挑戦を避ける
3. 無関心・ネグレクト型
- 子どもの存在や感情に対して無関心。
- 必要最低限の世話すら怠ることがある。
- 子どもが助けを求めても応じない。
→ 子どもへの影響: 自分の価値を見出せず、親密な人間関係を築くことの困難
4. 暴力・虐待型
- 身体的暴力や言葉の暴力を振るう。
- 子どもに恐怖心を植え付け、支配しようとする。
- 親の感情によって態度が変わる。
→ 子どもへの影響: 深刻なトラウマや自己肯定感の低下
5. 自己愛型
- 親自身の評価を最優先し、子どもを利用する。
- 子どもの成功や失敗を自分の価値と結びつける。
- 親の期待に応えないと愛情を示さない。
→ 子どもへの影響: 「親の期待に応えなければ価値がない」と思い込み、完璧主義に陥る
毒親から解放されるために|あなたができる最初の一歩

毒親の影響から抜け出すことは簡単ではありませんが、諦める必要はありません。
まず大切なのは、自分が毒親の影響を受けていることを認め、「これは自分のせいではない」と客観的に認識することです。
自分を責めるのではなく、過去の経験を受け止め、自分の人生を自分で決める力を少しずつ取り戻していきましょう。
- ・自分を否定する言葉をやめる
-
「どうせ自分なんて」と考えてしまう癖を意識して手放し、小さな成功を認める。
- ・健全な人間関係を築く
-
否定的な言葉を投げかける人とは距離を取り、安心できる関係を育てる。
- ・感情を素直に表現する
-
怒りや悲しみを抑え込まず、日記を書く・アート・話すなどの方法で発散する。
- ・サポートを求める
-
信頼できる友人やカウンセラーと話し、感情を整理する。
- ・趣味や自己成長に時間を使う
-
自分の好きなことに集中することで、自己価値を再発見する。
- ・自分を許す
-
過去の失敗や選択を責めず、自分を受け入れる。
カウンセリングの役割と効果

カウンセリングは、毒親の影響を受けた人が自己肯定感を回復し、健康的な人間関係を築くための有効な手段です。
専門家との対話を通じて、以下のことが可能です。
- 過去のトラウマを整理し、感情をコントロールする方法を学ぶ。
- 自分自身の価値を認識し、他者との関係を健全に保つ。
- 感情を適切に表現し、自己受容のプロセスを進める。
研究でも、カウンセリングが虐待や家庭内のストレスによる心理的影響を軽減することが示されています。
専門家の助けを借りることで、自分の悩みを整理し、適切な対処法を学ぶことができます。
カウンセリングは単に話を聞いてもらう場ではなく、具体的な解決策を見つけるための手段です。
カウンセリングオフィスplumに相談に来られている方も以下のような感想をいただいています。
- 「ありのままの自分がどういうものかわかりました」(40代女性)
- 「人と話す時に虚勢を張らなくて良くなりました」(30代男性)
- 「母にこんな思いを持っていたのかと気づきました」(30代女性)
毒親に苦しむあなたへ|あなたの人生はあなただけのもの

もし、あなたが長年、毒親の影響に苦しんでいるなら、「あなたは一人ではない」ということを知ってください。
これまで頑張ってきたこと、耐えてきたこと、それは決して無駄ではありません。
親との関係が心に影を落とし、思うように生きられないことは辛いものです。
しかし、あなたの人生は、あなた自身のものであり、変えていく力もまた、あなたの中にあります。
過去の傷を癒し、自分を大切にすることは決して簡単なことではありません。
でも、小さな一歩から始められます。信頼できる人に話すこと、カウンセリングを受けること、自分の気持ちを認めること…
どんな方法でも、自分にとって心地よいものを選び、少しずつ前を向いていきましょう。
あなたがあなたらしく生きられる日が来ることを、心から願っています。